東洋はり灸整骨院、院長の石丸です。今回は、のどの痛みや発熱、だるさなどの症状で苦しむ人が多い、慢性扁桃炎についてお話ししたいと思います。
慢性扁桃炎とは
慢性扁桃炎は、扁桃腺の感染が慢性化した状態を指します。現れる症状は、のどの痛みや発熱、だるさなどですが、感染したまま放置しているとさまざまな合併症を引き起こす可能性があり、決して軽視できません。西洋医学では、細菌感染が原因の慢性扁桃炎には抗菌薬などを用いますが、これはあくまでも対症療法。合併症が出たり、年に何回も症状を繰り返す場合は、扁桃腺を摘出してしまいます。
しかし、これは恐ろしいことでもあります。扁桃腺は元来、体内に入ろうとする細菌やウイルスと戦う壁のような働きをするところ。そもそも、慢性扁桃炎の症状が出る方は、感染症にかかりやすい体質をお持ちです。扁桃腺が腫れて高熱が出るからといって、扁桃腺を摘出してしまえば、細菌やウイルスが侵入しやすくなってしまいます。
東洋はり灸整骨院に来られた方のケース
当店にも、慢性扁桃腺でお悩みだったというお客さまがおられました。病院で摘出をすすめられ、摘出手術を受けられたとのこと。手術後3、4ヶ月の経緯は順調だったそうですが、その後また症状が出るようになったというお話でした。
扁桃腺を摘出したとしても、感染症にかかりやすい体質は変わりません。にもかかわらず、感染から防御しようとする壁を摘出してしまうのですから、これも当然のことです。
免疫を高めるという方法
一方の東洋医学では、感染症にかかりやすいという体質そのものを変えようとします。体質が変われば、感染症にかかりにくくなるということ。たとえ電車でインフルエンザの人と同乗していても、インフルエンザに感染しにくくなるということです。
これは、ワクチンを打ったかどうかに関係ありません。免疫が高ければ、感染しないわけです。東洋医学の施術を受ければ、免疫が高い状態を作り上げることができるのです。
慢性扁桃炎に多い症状とは
慢性扁桃炎の方は、扁桃腺が腫れる他にも、次のような症状が出ます。
睡眠、精神的な症状
- 眠りが浅い
- うつ症状
婦人科系の症状
- 生理周期で感情の変化が大きい
- 生理痛
- 生理不順
整形外科系の症状
- 腕の痺れや痛み
- 手に力が入らない
- 同じ姿勢をとると腰が痛い
- 体勢を変えると腰が痛い
- 起床時に腰や肩が固まっている
消化器系の症状
- 便秘
- 下痢
皮膚科系の症状
- 乾燥肌
- アトピー
- できものができやすい
耳鼻科系の症状
- 咳が出やすい
- 慢性鼻炎
- 蓄膿
その他
- 肺が弱い
- 寒がり
こうした症状は慢性扁桃炎の方によく出るものですが、病院にかかると、症状ごとにばらばらの科を受診することになります。慢性扁桃炎自体は耳鼻科で診てもらいなら、他の症状は別の科を受診するため、よくなったという実感を得にくいのです。
子供と大人の慢性扁桃炎
お子さんに慢性扁桃炎がある場合は特に、のどにしか症状がないことも多く、病院で扁桃炎を摘出するようにすすめられるケースが多数あります。当店にも、風邪で頻繁に学校を休んでしまうという小学校4年生のお子さんがみえたことがありました。病院では、扁桃腺を摘出するようにすすめられているとのことでしたが、当店で東洋医学の施術を受けたあと風邪をひかなくなり、元気に登校されています。
大人の場合は、お子さんとは異なり、他の症状がある場合がほとんどです。東洋医学の施術を受けた場合も少し時間はかかりますが、免疫を高めていくことで、強い身体を手に入れることができます。
慢性扁桃炎について 解説動画
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