白髪の原因は腎の弱り?東洋医学的アプローチで解決!

白髪を気にする女性

白髪は、年齢とともに誰にでも訪れる現象です。しかし東洋医学では、白髪は単なる老化現象ではなく、腎の弱りから生じるものだとされています。

そこで本記事では、白髪対策において、東洋医学が果たす役割について詳しく解説します。腎を高めるためには、どのような食事や運動が必要か、また漢方の種類についてもご紹介しておりますので、白髪対策にお悩みの方は必見です。

【動画解説】効率的に白髪をなくす方法!

東洋医学でさらに効率的に!

東洋医学

YouTubeには白髪対策の動画がたくさんあります。しかし、私は東洋医学の力も使って欲しいと思っています。東洋医学の力を使うとさらに効率が上がるからです。

しかし、YouTubeの白髪対策動画を見ると、多くの場合ストレス食べ物血流の3点が紹介されています。これらはわれわれからすると西洋医学的な観点に立っての話です。もちろんこれらが悪影響を及ぼしていることは事実ですが、これらの対策もして、さらに東洋医学です。東洋医学のパワーを得るとより効率的に白髪対策ができるのです。

老化は腎の弱りから

五臓

まず大前提として、「老化は腎の弱りから」です。歳をとっていくとは、五臓六腑の腎が弱ることでどんどんと老化していくことです。白髪も老化現象のひとつなので、腎を高める必要があります。これにプラスして腎が高まると老化現象一般が解決しやすくなります。

たとえば下記のような老化現象にともなって出てくる症状が改善されます。

  • 動脈硬化
  • 骨粗鬆症
  • 夜間頻尿
  • 身長が縮む
  • 背中が曲がる

これら老化現象の中のひとつが白髪です。ストレス、食べ物、血流の改善は白髪にとっては効果的ですが、老化を予防することには結びつきません。東洋医学の老化予防である腎を高めることによって白髪にも、そして他の老化現象にも効果的なわけです。

腎の華は髪にあり

東洋医学の説明

次に、東洋医学では「腎の華は髪にあり」といわれます。これは、その人の髪の毛を見ると腎の状態がわかるということです。つまり、髪の毛を見るとその人の腎のパワーがわかるという意味です。

先ほどのお話の延長線上になりますが、腎を高めると髪にもいいので、やはり腎を高めることが必要になります。

若い人は髪の毛がフサフサでツヤもあり量も多いと思います。つまり腎のパワーがあるわけです。年齢とともに髪の毛の量やコシが減り、ツヤがなくなり白髪が増えます。ですので、髪の毛を見るとその人の腎のパワーがわかるのです。

髪は血の余り

血液

また、「髪は血の余り」ともいわれています。髪の毛も血液で潤されているので、血流が重要です。

東洋医学でいう血虚(けっきょ)という状態になると、血が不足しているため髪の毛に十分な栄養がいかなくなり、白髪にもなりやすくなります。これは若白髪にもつながるかと思います。血流に関しては西洋医学の延長線上にあるような感じです。

効果的な白髪対策

白髪

おおよそほとんどの人の白髪の原因は老化です。年齢とともに老化現象の一端として白髪になってしまいます。その原因は「腎の弱りから」です。腎が弱るといろいろな老化現象が出てきますので、腎を高める必要があります。
 
西洋医学的な部分にプラスして腎を高めることがもっとも効率的な白髪対策だと私は思います。

腎を高める5つの方法

スクワット

それでは、腎を高める方法についてご説明します。

①漢方

漢方

まず1つ目は、漢方です。六味地黄丸、八味地黄丸という漢方あり、これはネットでも購入可能ですのでこれらを飲んで腎を高めるといいでしょう。

この2つの違いとしては、簡単にいうと八味地黄丸が冷え性のある方、六味地黄丸は冷え性がない方向けです。下半身や足の冷えに困っている方は八味地黄丸、それがない方は六味地黄丸がいいと思います。

②食べ物

食事

2つ目は、食べ物です。代表的な食べ物としては黒ゴマ、海藻、種子類です。

種子類とは、種なのでひまわりの種などを食べると腎の機能が高まりやすくなります。

③垂直方向の運動

スポーツジム

3つ目は、垂直方向の運動です。たとえば、スクワットや階段をのぼることが腎を高めます。

これはなぜかというと、先ほどお話した通り老化は腎の弱りからなので、腎が弱ってくると背中が曲がってきます。つまり重力に屈せず曲がってしまうので、重力に屈する垂直方向の運動が腎を高めるわけです。

④唾液を出すこと

唾液過多症

4つ目は、唾液をよく出すことです。梅干しやガムを噛むことが効果的です。

理由としては、1番老化していない状態は赤ちゃんです。赤ちゃんは唾液がよく出ています。人間として1番若い赤ちゃんと同じ口の中の状態にすると腎が高まるという考え方になるわけです。

食べ物をよく噛む、梅干しを食べるなどをして唾液を出しましょう。

⑤腹式呼吸

深呼吸

5つ目は、腹式呼吸です。へその下の丹田を意識して呼吸をします。

東洋医学では下腹部は腎を見る場所になっていますので、腹式呼吸は腎を高める要素になります。

まとめ

今回は、白髪対策に東洋医学的なアプローチを取り入れた効率的な方法についてお話ししました。

白髪対策には、ストレス、食べ物、血流の改善が効果的とされていますが、東洋医学的なアプローチを加えることで、さらに効果を高めることができます。そして腎を強化することで、白髪対策にも効果的に働きます。

ただし、白髪は一朝一夕にできたものではなく、長年の生活習慣やストレスなどが原因で徐々に進行していきます。そのため、東洋医学的なアプローチを取り入れた白髪対策も、継続的なケアが必要です。

東洋はり灸整骨院では、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせた東洋医学的なアプローチを提供しています。白髪対策について何かお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。私たちが全力でサポートいたします。

石丸昌志