
最近、むずむず脚症候群でお悩みの方からよく相談を寄せられます。
「足がむずむずする」「虫が這うような不快感で眠れない」などの症状に苦しめられている方は意外にも多いです。西洋医学では原因不明と言われているむずむず脚症候群ですが、東洋医学は明確な見解を持っています。
本記事ではむずむず脚症候群のメカニズムと、東洋医学による根本的なアプローチ法についてお伝えします。
【動画解説】むずむず脚症候群について
※施術効果には個人差があります。
西洋医学では「シンドローム」は原因不明
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、一般的に西洋医学で「原因不明」とされています。
そもそも、病名に「症候群(シンドローム)」とつくものは「原因不明の病」と認識されている現状があります。一般的な病院ではむずむず脚症候群に対して、てんかん薬やパーキンソン病の薬が処方されますが、これらは一時的に症状を和らげるだけにすぎません。
多くの場合、薬の量を増やしても最終的には症状がぶり返し、アプローチの選択肢がなくなってしまうのが現状です。根本原因を解明できていない以上、いずれアプローチにも「限界」がきてしまいます。
東洋医学が考えるむずむず脚症候群
一方、東洋医学ではむずむず脚症候群の原因が特定されています。
多くの場合、歩いている時や活動している時は症状が出ず、じっと座っていたり横になっった時に症状が現れるという特徴があります。この特徴を見ると、まさに循環の悪さがむずむず脚症候群の原因と言えるでしょう。
活動中は車が走行しているようにエンジンが活発に動き、全身の血流や気の巡りがスムーズです。しかし、安静時は信号待ちの車のように、エンジンの回転が低下するのです。
むずむず脚症候群の方は、この信号待ちの時に体内のエンジンの働きが弱まり、血液や気の巡りが滞ることで不快な症状が発生すると考えられます。
「むずむず」の裏に隠された複数の不調
滞りが原因であるとお伝えしましたが、なぜ循環が悪くなってしまうのでしょうか。
むずむず脚症候群の方の多くは、足のむずむず感だけでなく、他にもさまざまな症状を抱えていることがほとんどです。
例えば以下のような症状が現れることが多いため、当てはまるものがないかチェックしてみてください。
- 鼻炎や花粉症
- 円形脱毛症
- 手足に汗をかきやすい
- 乾燥肌
- 喘息
- 風邪を引きやすい
- 長引く咳・喉の痛み
- 逆流性食道炎
- 生理不順・生理痛
- 片頭痛
西洋医学では、これらの症状をそれぞれ皮膚科・耳鼻咽喉科・婦人科・脳神経外科など、バラバラの専門科で診察します。しかし東洋医学では、これらすべての症状を「体内で起こっていること」としてとらえ、体全体がつながっていると考えます。
むずむず脚症候群の根本原因は、これらの複数の症状が示す身体全体の機能低下です。つまり、すべての症状を改善しない限り、むずむず脚症候群の改善は難しいと言えるでしょう。
東洋医学専門の鍼灸院で「森をみて木をなおす」
東洋医学は数千年の歴史を持つ「先人の知恵の結晶」で、嘘偽りなく事実の積み重ねによって体系化されたものです。むずむず脚症候群のような西洋医学で「原因不明」とされる症状も、東洋医学を用いて身体全体のバランスを整えれば、高確率で改善することが可能です。
もしあなたがむずむず脚症候群で悩んでいるのであれば、一時しのぎの薬に頼るのではなく、ぜひ東洋医学専門の鍼灸院に相談してみてください。体内にある根本原因を探し出しアプローチすることで、長年抱えていた複数の不調を同時に解消できるかもしれません。

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