湿布・貼り薬について

湿布

東洋はり灸整骨院の石丸です。

本日は湿布を使うべきタイミングの見極め方についてお話しをさせていただきます。

湿布と塗り薬について 解説動画

湿布と貼り薬

湿布

  • 体が疲れている時
  • 痛みがある時
  • 筋肉が炎症している時

などに湿布や貼り薬を使うことも多いのではないでしょうか?

湿布や貼り薬は、ドラッグストアや薬局などでもたくさんの種類が売られているので、手軽に買えますね。

そのため、「あ〜ここが痛いな…」という時に、気軽に使用している方も多いかと思います。ですが、使用した方がいい時(使用すべき時)というのは限られているのです。

湿布を貼るタイミング

男性

湿布を使うタイミングとは、主に2つあります。

一つずつみていきましょう。

1.炎症を起こしている時

まずは、急性症状で左右くらべて赤く腫れている時です。

例えば、

  • ひざ

が痛いときに、左右を比べてみて片方が明らかに腫れている時や赤くなっている、つまり炎症している時は貼り薬を使うべきです。

2.原因が明確に分かる時

もう一つは、ぶつけたり、ひねったり、原因が明確にわかる時です。湿布を使い冷やして、血液循環を一時的に悪くすることで腫れを抑えることができます。

湿布を使うのは基本的にこの二つタイミングしかないと考えております。

湿布は血液循環を悪くする?

女性

基本的に湿布などの張り薬は体を冷やし、血液循環を悪くするものです。

東洋医学では痛みは血液循環の不良が原因であると考えます。

安易に湿布で冷やすと逆効果になり兼ねないのです。

湿布がNGの時

女性

ギックリ腰の場合を例にあげてみましょう。

重い物を持った時など、腰を見て左右に差が出ている時は冷やすのもいいのですが、

  • 寝起きに突然動けなくなった時
  • 歯磨き・洗顔・着替えなどの日常生活の動作で腰がおかしい時

などは、実は冷やさずに温めるほうが良いのです。

そして、寝違えの場合も同じです。寝違えは、基本的には変な格好をして寝ていたことで血液循環が悪くなっていることが多いので、冷やすのではなく温める方が効果的です。

その他の慢性症状も、湿布や貼り薬の使用は悪化させているのと同じことです。

経費毒にも注意が必要

経費毒

また、湿布には経皮毒があります。

貼り薬の成分は血液の中に全部入っていきます。ですので、貼る時にはその成分が全て血液に入ることも理解するべきです。

患部の左右差や原因が明確な時は、湿布・貼り薬を使ったほうがいいのですが、安易な使用で健康を害することがないようにしたいものですね。

ギックリ腰や寝違えの時は、湿布を貼って対処している方も多いと思いますので、注意するようにしましょう。

おわりに

いかがでしたか?

本日は、湿布や貼り薬を使うタイミングについて、お話しさせていただきました。

病院では湿布やロキソニンテープなどの張り薬を出しているようですが、あまり効果は期待できないと思います。一時的には痛みをおさえるだけですので、その場しのぎの対症療法でしょう。

根本原因から改善したいとお考えの方は、ぜひ東洋医学専門の鍼灸院へ行かれてください。

再発を心配することのない健康的な体を取り戻せる体つくりを目指しましょう。