手根管症候群による手の痛み、痺れでお悩みの方へ

手根管症候群

東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。今回は、手のしびれや麻痺といった症状に苦しむ人が多い、手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)ついてお話ししたいと思います。

手を酷使する方に多い手根管症候群

  • 「朝起きると手がしびれている」
  • 「細かい作業がうまくできない」

といった症状でお悩みの方には、手根管症候群の疑いがあります。手根管症候群の別名は、「正中神経麻痺」(せいちゅうしんけいまひ)。どちらにしても、病名をよく知っているという方はまれかもしれません。

しかし実際には、手を酷使する方に多い症状で、家事や育児に忙しい毎日を送っていたり、仕事で1日パソコンに向かっているような方は皆、手根管症候群の予備軍といって過言ではないのです。

手根管症候群がおきる原因

手根管症候群の別名は「正中神経麻痺」といいます。正中神経は、親指と人差し指、中指、薬指の中指側半分の動きを支配する4本の神経のことで、それらが手首のあたりでまとまって1本の太い神経になります。手首のあたりでまとまった神経は、手首の付け根にある「手根管」というトンネル状の部分を通り抜けていきます。

手根管は骨と靭帯に囲まれているのですが、腱鞘炎などによって腫れると正中神経が圧迫され、4本の指がしびれたり痛んだりし始めます。症状が悪化すると、最後には、親指が動かなくなる可能性すらあるのです。

手根管症候群の特徴

手根管症候群の症状は、夜中から明け方に出ることが多く、痛みやしびれで目が覚めることもあります。手を振ったり使ったりしているうちに症状が緩和されるというのも特徴のひとつです。

症状が緩和されやすいため、放置する人が少なくないのですが、症状が進むと親指の筋力が低下し、文字を書いたり小さなものをつまむといった作業が困難になります。さらに、片手に手根管症候群の症状が出て、もう片方の手を酷使していた場合、最終的に両方の手に手根管症候群の症状が出るケースも少なくありません。

病院では、サポーターをつけるといった対症療法をすすめられることがありますが、その期間が長くなると手首がガチガチに固まってしまう可能性があります。そのリスクを考えると、決して対症療法でごまかすべきではありません。

西洋医学ではどのように対処するか

西洋医学(病院)では、問診後に症状が出ている手の状態を目視したり触診し、レントゲンやMRI、筋電図検査などで骨の状態を確認します。こうした検査で手根管症候群と判断した場合、麻酔薬とステロイド剤の混合液を注射したり、鎮痛剤やビタミン剤を処方します。中には、手首を固定するサポーターをつけるよう指示されたり、ストレッチするよう指示されることもあるでしょう。

それぞれの整形外科で治療法は異なりますが、まずは消炎鎮痛薬や湿布、ステロイド、ブロック注射などで痛みを抑え、電気・超音波・レーザー療法を行ったりマッサージしたりして様子を見ます。

手根管症候群の手術

手根管症候群の症状は安静にしていると数回の治療で改善されることが多数ですが、治療をへてもその改善が見られない場合や筋肉の萎縮が止まらない場合は手術を行い、神経が走っている空間を広げます。従来、かなり大規模な切開手術が行われていましたが、最近は内視鏡手術ができるようになり、2センチほどの切開ですむようになりました。

しかし内視鏡手術で傷跡が残らなくなった反面、細部を確認しづらくなり、他の原因が見つかった場合には手術を中断したり、手術が不十分になるといったデメリットもあります。

手術の後遺症と再発の可能性

指や手首が不自由なことがどれほど日常生活を困難にするか身をもって経験した方は、手術でよくなるものならと考えがちです。しかし、手根管症候群の手術での後遺症はさほど多くないとはいえ、まれに感染症や血管・神経などの損傷があります。中には、手のみならず肩まで動かせなくなったケースもあります。たとえそれが1万人に1人の確率だとしても、自分がその1人になるかもしれません。また、手術しても症状があまり改善されない方もいます。それでも、「手術は成功したので、問題はないはずです」と切り捨てられる可能性があるのです。

さらに、それまでの生活習慣があまり変わらなければ、一度改善した症状が再度出るケースが少なくありません。女性の場合は特に、細かい指の動きが必要な仕事が多いため、対症療法だけでは同じ症状が再発する可能性が高いのです。

症候群という名前の意味

実は、西洋医学において「○○症候群」というのは、「原因がわからないものの共通の症状を持った患者数が多い場合にとりあえずつける症状名」。正確には、病気ではなく、病的な傾向を指すものに過ぎません。

つまり、原因がわからない手根管症候群に対して西洋医学では、対症療法しか手段がないというのが実際なのです。

東洋医学による鍼灸施術

一方の東洋医学では、どんな症状にも病名をつけません。症状を引き起こした原因を全身の状態から探っていきます。

手根管症候群でお悩みの方の多くは、首や肩、腕がこった状態で、何らかの痛みを感じています。仕事で長時間ほとんど動かなかったり背中を丸めて作業しているため、血行が悪くなり、筋肉が硬くなった状態です。これは、更年期の女性に多く見られる症状でもあり、女性ホルモンのバランス異常が関係している可能性もあります。

その一方、同じ職場で同じように仕事していても、手根管症候群になる人もいればならない人もいます。何年もの間、1日中パソコンで仕事をしているのに、2~3日で肩や首、背中が硬くなってしまう人がいる一方で、手はもちろん肩こりも首こりもない人がいるのです。

東洋医学では、こうした症状を手や指だけの問題とは決して捉えません。お一人おひとりの体質や条件をすべて把握し、体質を改善することで全身の機能を向上させ、症状を改善させていくのが東洋医学の施術です。

東洋医学では、薬で痛みをごまかしたり手術で手根管を切って広げたりしません。周囲にある筋肉や各臓器を調整し、身体全体の機能を高め、指や手首に負担がかかりにくくすることで、症状を改善していきます。当店では、東洋医学の中でも即効性が高い鍼灸の施術で対応しています。

手根管症候群についての動画解説

手根管症候群の症状を改善するために

手根管症候群の症状に苦しんでおられる方はぜひ、東洋医学を専門とする鍼灸院にご相談ください。東洋医学の施術を受けることで、半年後、1年後の生活が全く異なるはずです。

当店でも手根管症候群に苦しむ方に施術して、成果を上げています。手根管症候群による手のしびれや痛みを何とかしたいとお考えの方はぜひ、東洋はり灸整骨院にご来店ください。

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