腰痛の原因は骨や神経だけではない?

腰痛

東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。

今回は、東洋医学が考える「腰痛」について、詳しく解説いたします。ぜひ参考にしてください。

腰痛の症状は様々

腰痛

腰痛は整形外科のみならず、東洋医学の鍼灸院にいらっしゃる方も多い疾患です。

腰痛は二本足で歩く人間には避けて通れない症状といわれますが、当店で施術している患者さまに聞くと、腰痛の出方、感じ方も様々なことがわかります。

  • 「朝布団から出ようとすると腰が痛くて動くのがつらい。でもいつの間にか治っている。」
  • 「仕事で1日中座っていると、腰が重だるく、痛い。」
  • 「物を取ろうと前かがみになると、痛くて少ししか曲げられない。」
  • 「腰が痛くても、歩いているうちにだんだん痛みがなくなる。」
  • 「腰を少しひねると引きつったような痛みが走る。」

など、痛み方も人それぞれです。

西洋医学が考える腰痛

西洋医学(病院)では、腰痛の原因をこのように考えています。

  • 筋肉疲労…同じ姿勢を取ることで、背中の脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)に負担がかかり痛む。
  • 筋力低下…上半身を支える腹筋や背筋の筋力が低下すると、腰椎に負担がかかり痛む。
  • ストレス…腰痛の原因の8割以上を占めるといわれる。ストレスによる脳の疲労により、痛みを抑えるドーパミンなどの分泌が減り、痛みを強く感じる。
  • 肥満  …各動作を行う時に腰にかかる負担は体重の約2.5倍といわれており、体重が増えるほど腰への負担も大きくなる。
  • 背骨のゆがみ…背骨がゆがむと腰周辺の神経を刺激し、痛みが出る。
  • 加齢  …加齢によって椎間板などがつぶれ、神経を圧迫することで血流が悪くなり、痛む。

また、腰痛となる病気の代表的なものは、

  • ぎっくり腰
  • 椎間板ヘルニア
  • 坐骨神経痛
  • 腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
  • 骨粗しょう症

などがあり、椎間板、筋肉、靭帯などが損傷することによって痛みを生じます。

しかし、椎間板、筋肉、靭帯などに損傷が見られなくても痛みがあるケースもあり、そういった場合は

  1. ホルモンバランスの乱れ
  2. 内臓疾患(胃腸、胆のう、膵臓、腎臓、尿道、膀胱、婦人科系、心臓)」

が疑われます。

ただ、腰痛以外目立った症状がないと、これらの考慮されず、痛み止めや湿布薬だけで済まされることがほとんどでしょう。

東洋医学では腰痛をこう捉える

東洋医学では、たとえ骨や筋肉に異常があったとしても、それが根本原因だとは考えません。

「なぜ異常が起きたか?」を追究するのが東洋医学です。

当店で鍼灸施術を受けた方の例を挙げると、

  • Aさん…起きた時の腰痛がひどく、慢性鼻炎にも悩んでいる。手足がいつも冷えている。
  • Bさん…一日中腰に痛みがあり、おしっこに何回も行く。熟睡できない。
  • Cさん…生理中ずっと腰が痛く、出血もひどい。
  • Dさん…腰が痛いほどではないが、いつも重だるい。
  • Eさん…特に春に痛みが顕著になる。伸びをすると痛みが走る。

このように、腰痛が起きる時間帯、行動、季節は様々ですし、腰痛以外に問題はないという人はほとんどいません。

また、温めれば楽になる人もいれば、お風呂に入ってもほとんど痛みが引かない人もいますし、ある動作や姿勢の時に痛みが出る人もいれば、動かなくても突然痛みが走る人もいます。

コルセットを付けることで楽になる場合もあれば、全く効果がない場合もあります。

身体をバラバラにみても治らない?

このような様々な症状に対して、同じ治療法で良いのでしょうか。

「腰痛という症状は同じでも他の症状が違うということは、原因も違うのではないか?」と考えるのが、東洋医学です。

西洋医学のように、

  • 鼻炎は耳鼻咽喉科
  • 頻尿は泌尿器科
  • 生理痛は婦人科

と分断されてしまうと、いくつもの科をまわらなくてはなりません。

そして各科で出す薬が、他の科で処方される薬に悪影響を及ぼすこともありますから、薬漬けにされがちな西洋医学は慢性病に関しては特に注意が必要でしょう。

東洋医学に副作用はない?

東洋医学の場合、漢方薬を処方することはあっても、毎回お客様の体調や症状をチェックし、配合を変えていきますので副作用はほとんどありません。

また、この副作用も「瞑眩(めんげん)」と呼ばれる好転反応で、体内の気が巡りはじめ、それまで溜まっていた毒素が体外に出ようとする時に起きる一時的な反応です。

これは鍼や灸でも同様で、たとえば腰痛の施術後に痛みを感じることがあります。慢性化した痛みのために神経が鈍感になっていたところ、施術によって血行が良くなったことで神経が敏感になり、痛みを感じるのです。

また、下痢も起こりやすい瞑眩です。気が巡るようになると腸の働きが活発になり、それまで溜まっていた毒素を一気に排泄しようとするため、下痢になるのです。

鍼灸施術をすると、多くの方は、

  • 眠気
  • 発熱
  • 下痢
  • だるさ

などを感じることがありますが、数日もすればそれらの症状はなくなり、体が少し軽くなったことを実感できます。こういった反応の繰り返しが段々なくなって来たら、全身の気がよく巡るようになったということです。

その頃には、腰痛はもちろん、その他の不快な症状もかなり改善されていることでしょう。

長い歴史と経験に裏付けられた臨床医学

東洋医学、特に中国医学は4000年以上の歴史があります。

中国医学が日本に入ってきてからすでに1400年以上たっており、日本の気候や環境、日本人の体質に合った施術になっています。

当店で行う鍼灸施術は患者さまのその日の体調や施術の進行具合によって、施術部位を変えたり施術の時間を短くするなど、臨機応変に対応することができます。

また、使用している鍼や灸は日本製で、痛くも熱くもありません。

同じ東洋医学である漢方薬も日本人に合った処方になっていますが、漢方薬の材料となっている植物や動物はほとんどが中国産です。

農薬云々の問題は別にしても、日本の気候とは全く違うところで育ったものを長期間摂取することは、少し問題があるかもしれません。

腰痛改善と同時に他の症状も緩和

西洋医学のようにすぐ痛みがなくなるということはありませんが、すべての不快な症状が薄皮をはがすようになるのが東洋医学です。

  • 胃腸の調子が良くなったら、腰痛もなくなる。
  • 頻尿が治まり熟睡できるようになったら、腰痛もなくなる。
  • 頭痛がなくなったら、腰痛もなくなる。

このように、腰痛もある不調の症状の一つでしかなく、根本が良くなれば不調を引き起こす原因がなくなるわけですから、すべての症状が良くなるのです。

西洋医学で腰痛が改善しなかった方へ

腰痛のタイプによっては、西洋医学の施術で良くなることもあります。骨のずれなど整形外科での施術が適していることもありますし、どうしても痛みをすぐに取りたい場合もあるでしょう。

しかし、神経ブロック注射で痛みを感じないようにしても、それは根本的な治療ではありません。

そして以下のようなリスクもあります。

  • 手術によって神経が損傷する場合(ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症では約1%)
  • 感染症にかかる場合(1~5%)
  • 神経を包む硬膜の損傷、しびれ、血栓などの後遺症が残る可能性

ですので、もしも手術を勧められた場合、一度東洋医学の鍼灸院へ行かれることをお勧めします。

腰痛に関する解説動画

おわりに

いかがでしたか?

長年腰痛で苦しんできた方、西洋医学では芳しい結果が出なかった方は、ぜひ東洋医学一筋の東洋はり灸整骨院にご相談ください。

これまでに多くの方の腰痛を改善させた実績がございます。

足腰の症状を根本の原因から改善し、健康的な体を取り戻しましょう。