【季肋部痛】右脇腹の痛みの原因は胸脇苦満?【院長の実体験】

胸脇苦満

東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。

今回は「季肋部の痛みについて」と題してお話ししたいと思います。

実は、今回のお話は私自身の経験に基づくものであり、本日検査結果が出ましたので、お伝えしたいと思います。

【動画解説】胸脇苦満の実体験

季肋部の痛み

季肋部痛

最近、私は肋骨の下あたりの季肋部(きろくぶ)に少し違和感があり、とくに右側に強く感じていました。最初のうちはそれほど気にしていませんでしたが、お酒を飲むと、ちょうど肝臓のある肋骨の下際の痛みが増すため、病院で検査を受けました。

本日、その検査結果が出ましたが、結果的には異常は見られないとのことでした。γ-GTPやALPなど、肝臓に関係する数値も正常で一安心しています。ただ、医師の説明によると、肝臓、すい臓、腎臓などにも異常がなく、痛みの原因はわからないとのことでした。

胸脇苦満

胸脇苦満

病院では異常が見つからなかったこの症状ですが、東洋医学では「胸脇苦満」の状態だと考えられます。

本日、検査結果が出たばかりで、まだ鍼は行っていませんが、胸脇苦満であれば鍼によって改善が期待できると考えています。

東洋医学における肝が乱れると、肋骨の下に症状が現れることがありますが、これが「胸脇苦満」と呼ばれる状態です。今回の私の症状は、検査結果に異常がないことから胸脇苦満によるものと考えられます。

東洋医学的な原因の場合

レントゲン

今回、私が病院を受診した理由は、飲酒によって肝臓のある部分の痛みが増したことで不安を感じたためです。しかし、検査の結果、異常は見られず安心したと同時に、西洋医学では原因不明でも、症状が出る場合があることを改めて実感しました。

原因が東洋医学にある場合、症状があっても西洋医学では「異常なし」と診断されてしまうことがあります。このようなケースも多く存在することを、今回の経験を通じて再認識させられました。

東洋医学を選択肢の一つに

説明

西洋医学でしっかりとした検査を行い、西洋医学的に異常がないことを確認することは非常に重要なことだと思います。しかし、検査結果に異状がなく、西洋医学的には原因不明の場合は、東洋医学的な原因がある可能性も考えられます。

症状があるにもかかわらず、病院で異常が見られないときは、東洋医学を選択肢の一つとして検討してみることをオススメします。

今回の経験をもとに、より多くの原因不明の症状にお悩みの方々を救うべく、引き続き東洋医学の普及・復興に努めていきたいと思います。

石丸昌志