喫煙率は下がっているのに肺ガンが増えている理由とは?

禁煙

東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。

今回は「喫煙率は下がっているのに肺ガンは増えている?」についてお話したいと思います。

私はガンの専門家ではないので解釈の違いがあるかもしれませんが、事実として喫煙率は下がっているのに肺ガンの患者数は増えています。この点について東洋医学の観点から少し考えてみたいと思います。

【動画解説】喫煙率は下がってるのに肺癌が増えている理由

喫煙率の低下

禁煙

まず、喫煙率をみると40年ほど前は約80%であり5人中4人はタバコを吸っていました。しかし、現在では約20%となっており喫煙率は明らかに下がっています。昔は電車や駅のホーム、オフィスや飛行機でもタバコを吸っている人がいましたが、今現在はその多くが禁煙となりタバコを吸う人も減りました。

肺ガンの罹患数

医師

次に肺ガンの罹患数をみてみると、さまざまなガンの中でも肺ガンが第1位となっています。女性に限ると大腸ガンが第1位ですが、日本人全体の統計としては肺ガンがもっとも多く、肺ガン患者はこの40年で7倍にも増えています。

このように喫煙率は下がっているのに肺ガン患者が増えていることに対してみなさんは疑問を感じないでしょうか。

喫煙と肺ガンのリスク

タバコ

タバコをやめると肺ガンのリスクから逃れられると思っている方も多いと思います。しかし、現実的には喫煙率は下がり、肺ガンの罹患数は増えています。これは事実であり、肺ガンのリスクはタバコだけではないと考えられます。

肺ガンには扁平上皮癌、小細胞肺癌、肺腺癌などさまざまな種類があります。この中でも扁平上皮癌などは喫煙率の低下によって減少しているようですが、そのほかの増加により肺ガン全体としては増えているわけです。

戦前のガン罹患率

日本

ここで少し考えたいこととして、戦前は日本国内にガン患者はあまりいなかったという事実があります。1920~1930年代の日本ではガン患者は非常に少なかったそうです。

もちろん、その時代とは検査技術に差があるとは思います。しかし、現在のようにガンが死因として断然の1位であり、その中でも肺ガンがトップという状況ではなかったわけです。

調べていただくとわかりますが、ガンの罹患数は増え続けています。そして、当然ながらガンの中でもっとも多い肺ガンも増加の一途をたどっています。

食生活の変化

パン

ご説明したように喫煙率の低下と肺ガン罹患数の増加が事実である以上、これは喫煙だけでは解決できない問題のようです。さらに戦前はガン患者が少なかったことを考えると、肺ガン患者増加の要因は食の変化にあるのではないでしょうか。

1945年に終戦をむかえた後、日本人はパンと牛乳、マーガリンなどを食べさせられました。私も小学校の6年間は給食で毎日パン、牛乳、マーガリンを食べていましたが、戦前はお米とお茶、みそ汁でした。

GHQの政策

GHQ

語弊をおそれずにいうならば、GHQに押しつけられた食生活の変化が戦後のガン患者増加に影響を及ぼしたのではないかと推測できます。

初代天皇である神武天皇が即位した年を元年とすると日本は建国から2684年となりますが、この間、日本人は米、魚、貝、野菜などを食べてきました。小麦や牛乳、マーガリンなどは食べてこなかったわけです。

また、日本人は少量の鶏肉のみで基本的に肉は食べず、日本食ではあまり油を使いません。基本的には魚に含まれる脂を摂取する程度だったため、ステーキやポテトなどの欧米食が戦後に入ってきたことで日本人の体は破壊されていったのではないでしょうか。

農薬大国日本

農場

そしてもう1つの要因として農薬の影響が考えられます。実は日本は農薬大国であり、1ヘクタールあたりの農薬散布量は世界でもトップクラスといわれています。

これにはさまざまな理由がありますが、日本人はきれい好きなので見た目がきれいな野菜でなければ買わないそうです。きれいにつくらざるを得ないために農薬の量も増えてしまうのでしょう。

また、欧米では使用が禁止されている除草剤なども日本では使われ続けています。むしろ規制緩和によって除草剤や農薬がさらに大量に使われているのが現状です。この除草剤や農薬の成分を含んだ食物を摂取していることもガンが増加している要因と考えられます。

食品添加物や輸入品の問題

添加物

農薬等に加えて食品添加物も問題です。日本では1500種類以上の食品添加物が認可されています。これに対してアメリカでは約133種類、ヨーロッパは約80種類、北欧では約20種類だそうです。日本でこれほど多くの食品添加物が使われていることもガン患者の増加と無関係ではないでしょう。

また、食品添加物だけではなく輸入品にも要因が考えられます。ブラジル産、タイ産の鶏肉は成長ホルモンの使用などが疑われるため欧米では輸入禁止としているそうです。しかし、日本ではこれらの鶏肉がどんどん輸入されてきています。

アメリカやオーストラリアでは餌をあまり与えずに成長ホルモンによって簡単に大きく牛を育てるそうです。この牛肉はヨーロッパには輸出できませんが日本には輸出されており、こういったことも要因となっている可能性があります。

未病を治す

鍼灸施術

ガン患者が増加している要因について考えてきましたが、やはり口にするもの、体に入れるもの、つまり食べ物が大きな影響を与えているのではないかと思います。

先進国でガン患者が増加しているのは日本だけであり、欧米では毎年5%ずつ減少しているそうです。この事実からわれわれは1度立ち止まって考えなければいけません。

東洋医学の考え方は「未病を治す」です。つまり、病気にならないためにはどうすればよいのかを考えるのが東洋医学なのです。増え続けているガン、そして肺ガンも東洋医学的な観点から衣・食・住を考え直すことで減らせると私は思っています。そしてその結果、医療費が下げられ、健全な世の中がつくられるとも思っています。

ですので、国民の皆さんにはより東洋医学を認知していただきたいと思います。その認知が国全体に広がることで健康な人は必ず増えるはずです。

石丸昌志