疲れやすいとお悩みの方に!朝食断食で内臓から元気になろう

東洋はり灸整骨院、院長の石丸です。

実は私がまだ西洋医学を信じて生活していたころは朝ごはんが大好きで、食べないことがとても不健康だと思っていました。しかし、東洋医学を学ぶにつれ、朝食を食べないほうが健康的なのだと知ったのです。

そこで本日は、朝食断食についてお話したいと思います。

朝食断食についての動画解説

朝は「排せつの時間」

東洋医学において、朝は、排せつの時間です。

大便や小便が出やすいのに加えて、目ヤニや顔の皮脂なども出てきます。起きたときに口の中がねとねとしているのも、中から外に出そうという身体の働きによるものです。

そう考えると、ショウガ茶などを飲んで排せつをより促すのも理にかなったことです。

西洋医学は朝ごはんを推奨する

一方の西洋医学では、

  • 「ブドウ糖でしか働かない脳のために朝はたくさん食べたほうがいい」
  • 「一日の始まりにガソリンを満タンにしよう」

と唱えますが、それは理屈が先行しているだけのことで、実際の身体の動きは無視されているようにしか思えません。

ブドウ糖の摂取なら、ショウガ茶に黒糖や甜菜糖、きび糖などを入れておけば十分です。

1日3食は食べすぎ?

そもそも、現代人は食べ過ぎの傾向にあります。

戦後間もない昭和20年ごろには、日本に糖尿病患者はほとんどいませんでした。今、糖尿病の人が増加している原因のひとつは、食べ過ぎです。

実は、癌も同じように食べ過ぎが原因になりえます。「癌」という漢字を見てもわかるように、「病だれに口が三つと山」から成っているのは、食べ過ぎで起きる病だから。

日本人は長い歴史の中で、一日二食で生きてきた時代が大半です。一日に三食というのは、食べ物を摂取しすぎているのでしょう。

「夜食べると太る」は間違い

  • 「夜にご飯を食べるのはよくない」
  • 「太りやすいから夕食を抜くほうがいい」

という人がいるかもしれません。しかし実は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが一日でもっとも出ているのは、夜の八時なのです。

つまり、夜に食べてもいいと身体が決めている――そう言ってもいいでしょう。

食後寝るまでに何時間か空ければ、太ることを気にする必要はないはずです。

夜は貯蔵、朝は浄化

四季において、秋冬は、摂取して貯蔵するとき。動物も秋や冬に摂取と貯蔵に努め、冬眠します。そして、春に解毒し、夏に汗をかいて発散するわけです。実は、一日も四季と同じです。夜に貯蔵し、朝に浄化するのが自然なのです。

夕食を夜九時に食べて就寝し、朝食を抜くと、翌日の昼十二時の食事までに十五時間断食することになります。その間、身体は分解と排泄に集中でき、浄化されます。

食べれば食べるほど元気になる?

一日に三食食べるのは、身体が二十四時間営業しているのと同じこと。食べれば食べるほど元気にはなるというのは嘘で、食べることで内臓に負担をかけることになります。

現代人の食事は特に農薬や添加物が多く、それらの毒物を分解するためには相当なエネルギーが必要です。むしろ、食べれば食べるほど不健康になっていると言っても過言ではない状況なのです。

疲れやすい方にもオススメ

朝食を抜いてみて、空腹感が気になるという人がいるかもしれません。しかし、一週間程度で慣れるはずです。慣らすために徐々に減らすのもいいでしょう。

忙しく過ごすことで空腹感を忘れられるため、仕事に打ち込むこともおすすめです。

疲れやすいとお悩みの方は、朝食断食で内臓の働きを高めてみてください。