【私の夢】東洋医学が貢献できる社会へ

石丸昌志

東洋はり灸整骨院の石丸です。

本日は私の夢についてお話したいと思います。

東洋医学と西洋医学が同等に

まずは東洋医学が西洋医学と同じ土俵に立ち、同等に扱われること。これが私の一番の望みです。せめて50対50の関係になりたいですね。

現在の西洋医学と東洋医学の社会的な認識の比は98対2~99対1というのが実情です。しかし、それぞれの医療に得意・不得意があります。

西洋医学の得意分野

西洋医学は戦争医学ですから救急救命が得意です。そのほかにも

  • 救急救命
  • 外科
  • 細菌感染症
  • 一型糖尿病
  • 透析
  • 重大な遺伝病

このように西洋医学でないと太刀打ちできない病気もあります。

東洋医学の実力と考え方

一方、生活習慣病や慢性症状、そして体質からくる病は東洋医学の出番です。

  • 頭痛
  • 生理痛
  • アトピー
  • 慢性扁桃炎
  • 潰瘍性大腸炎
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • アトピー
  • 風邪をひきやすい
  • 副鼻腔炎
  • 蓄膿

このような生死にかかわらない病気、いつのまにかなってしまった症状は東洋医学が得意としています。私は癌も間違った生活の延長にあると思っていますので、癌のような大病とされるものでも東洋医学は有効だと思っています。

また、東洋医学は「未病を治す」のが得意です。これは養命酒の宣伝でも出ていた言葉です。いかに病気にならないか、病気になる前に治すというのが東洋医学の目指すところです。その結果として病気や病人を減らすことができるわけです。

もう一つの望み

この東洋医学の素晴らしさを鍼灸師の皆様が自覚し、その力で病人を減らしていくことも私の望みです。鍼灸師の資格を持つ方は今10万人ほどいるそうですが、その中で鍼灸のみを扱う鍼灸師はわずか2%と言われています。

その他98%の人は、

  • マッサージ
  • 整体
  • カイロ
  • 福祉

などで働いているのが現状です。

東洋医学の素晴らしさが認識されていないためにこのような状況になってしまうのです。鍼灸師になったからには鍼灸をしてこそではないでしょうか。

医療の本来の役割

そもそも、医療の本来の役割は病人を減らすことです。しかし、現状はどうでしょうか。

日本の医療費はこの60年間で190倍に増え、もうすぐ200倍に達しようとしています。医療が産業化し、患者さんが食い物にされているのが現状です。医療費が増加しているのは病人の数が増えていることに他なりません。

日本は明治維新の際、東洋医学から西洋医学へ変わりました。もちろんその変化によって命が救われた方も、たくさんいるでしょう。しかし、西洋医学一辺倒になってしまったために、現在の不健康な社会があるとも言えます。

医療関係者が西洋医学と東洋医学の両方を同じように認識し、患者さんに合った治療を選別できる世の中にならないといけません。

東洋医学で未病を治せば西洋医学の院へ行く必要がある方も減りますし、医療費も下がります。私は、これが本来の医療の形だと強く思うのです。

私の夢

おわりに

本日は、私の夢についてお話させていただきました。

東洋医学と西洋医学を使い分けられる社会になり、東洋医学の力で社会を健康にしていくことが私の望みです。

1日でも早く実現できるよう、そして東洋はり灸整骨院へお越しいただく方の悩みを解決できるよう頑張っていきたいと思います。

石丸昌志