東洋医学が教える健康法「身土不二」について

東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。

本日は、「身土不二」(しんどふに)という東洋医学の考え方についてお話しします。

身土不二についての解説動画

身土不二とは?

野菜

「身土不二」とは、身体と土地は一体であるという意味です。最近では、「地産地消」という言葉も聞かれるようになりましたが、それと同じように、日本人であれば日本国内の物を食べるのがよいという教えでもあります。

私たちが生まれ育った土地でできたものは、私たちと同じ太陽を浴び、同じ気候のもとで育ちます。食物と人間が共存している状態です。

しかし、食料自給率が低い日本では、全てを国産にするのは難しいため、実際にどうすればよいかを考えてみる必要があります。

理想的な1日の食事

食事

まず、東洋医学で基本となるのは、小食です。「腹八合医者いらず」として、あれこれ食べないことを大切にしています。

私の1日の食事を具体的に考えると、東洋医学で「浄化」の時間にあたる朝には、食事を摂りません。

昼食のため、私は毎日、無農薬の玄米を職場に持ってきます。

  • 無農薬の玄米
  • 味噌汁
  • 海苔
  • ゴマ
  • 納豆

この程度です。

夕食に際しては、玄米を基本として、あとはある程度許容したものを食べています。

このように、東洋医学の考えに基づいた基本的な和食であれば、外国産のものに頼ることなく、食事をまかなうことができます。外国産の食材には、輸送の際、消毒薬や防腐剤が大量にかけられているため、摂らないにこしたことはありません。

外国産の食材

輸入品

実は先日、グレープフルーツを買ったことを忘れ、5ヶ月ほど冷蔵庫の中に放置したことがありました。見つけて割ってみたところ、全く腐っていません。

5ヶ月も腐らないグレープフルーツには、防腐剤がたっぷりかけられているはずです。冷蔵庫に入れていたとしても、5ヶ月もの間グレープフルーツが腐らない状況は、異常です。

海外から入ってくるフルーツには、気をつけてください。

鶏肉の場合は、ブラジル産が多いようですが、これも危険です。東洋医学ではもともと、豚、牛、鶏の中では、身体に負担が少ない鶏を勧めていますので、国産のものを選んで召し上がってください。

おわりに

鍼灸

いかがでしたか?

今回は、身土不二についてお話させていただきました。

これら全てを徹底するのは難しいことと思いますが、このように考えを知り、食事の基本に「身土不二」の考えを取り入れることをお勧めいたします。