
東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
前回に続き、岡本裕先生の本(『薬を飲む人ほど早死にする30の理由』日本文芸社)の内容にのっとってお話しします。
薬を飲む人ほど早死にする理由⑪ 解説動画
ドクターズルール
岡崎裕先生によると、医療業界には、医療や医師の原則である「ドクターズルール425」というものが存在するそうです。その173番目には、このようなことが書いてあると言います。
「4種類を超える薬を飲んでいる患者さんについての比較対象実験は行われたことはなく、3種類の薬を飲んでいる患者さんの試験もほんの僅かだ」と。
薬が人体にとっての異物であり、毒であると何度もお話ししてきました。そうしたものを3種類服用しているケースにおいての比較対象実験がほんのわずかで、4種類服用しているケースは、医療の知識を超えた領域にいると言っているも同様です。
もし万が一、あなたが現在、毎日3種類の薬を服用していたとしても、その組み合わせがよいのかどうか、実験で試されている可能性はほんのわずかなのです。
薬は人体にとって異物
化学物質を原材料としている薬は、人体にとっては完全に異物であり、毒です。薬は、1種類でも何が起きるかわからないのです。風邪薬でも、1年間で500人ほどが原因不明の皮膚病を引き起こし、約40人が亡くなっている現実があります。
もしあなたが4種類の薬を飲んでいるのだとしたらどうなるかわからない、5種類以上の薬を飲んでいるのだとすれば、命の保証はないと言われているも同様なのです。明日死んでもおかしくない、それは誰にもわからないのだと。
人体と科学
人体は、科学で完璧に解明されているわけではありません。私の知る限りでは、人体について解明されているのは、全体の20パーセントから25パーセントほどにとどまっています。
全体像が解明されていない人体において、実験が行われていない薬を使用すれば、その組み合わせいかんでどのような副作用が起きるかわかりません。
そのようなことをしっかり理解したうえで、自分の身体について考慮しながら薬を飲むべきだと私は考えています。
医療の主人公は誰か
医療の主人公は、医療を受ける患者さんです。医師を気遣う必要はありません。自分自身の身体を大切にしてください。
多くの方は、病院の説明を受けて薬を飲んでいるだけで、薬を飲みたくて飲んでいる人はいません。薬を飲まずに良くなる方法を指導していただけるよう、しっかり質問を重ねていってください。
自分の身体を自分で守るためにも、医療を取捨選択していただきたいと願っています。
岡本裕『薬を飲む人ほど早死にする30の理由』日本文芸社