
東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
前回に続き、岡本裕先生の本(『薬を飲む人ほど早死にする30の理由』日本文芸社)の内容にのっとってお話しします。
薬を飲む人ほど早死にする理由⑩ 解説動画
3つの病気
世の中にはさまざまな病気がありますが、それらを大きく3つに分けて考えてみましょう。
①医師にかからなくても治る病気
まずは、風邪に代表されるような、医師にかかってもかからなくても治る病気。病院に行っても行かなくても、自然と治る病気です。
②医師がいなければ治らない病気
続いて、医師がいなければ治らない病気。
- 生きるか死ぬかの瀬戸際にあるような救命救急
- 外科的な処置が必要なもの
- 心臓に溶連菌が入ってしまった感染症
- 窒息寸前の喘息患者へのステロイドの処方
などは、医師が手を下さない限り、命を救うことができません。
③医師がいても治らない病気
次に、ガンのような医師がいても治らない病気。
現代においては、2人に1人がガンになり、3人に1人がガンで亡くなります。ガンにかかる人は年々増え続け、ガンが死因となるケースも年々増え続けているのです。これは、医師がいても結局は治らない病気だといえるでしょう。
ほとんどの病気は「治る病気」
病気をこれらの分類に当てはめてみると、実はほとんどの病気が、最初の「医師にかかってもかからなくても治る病気」だと岡本裕先生はおっしゃいます。
それにも関わらず、今の医師は、そうした病気に対してもしっかり薬を処方する。本当は、自宅に帰って寝ていたら治る病気に薬を出しているのです。
この背景には、病院の経営を成り立たせなければならないという事情があります。これは、医療産業であり、経営の問題です。
一人ひとりが賢くなること
こうした医療業界のシステムに飲み込まれないためには、一人ひとりが賢くなり、食品や住宅、車を買うときと同様に、取捨選択する能力が必要になります。
医師に任せきりにせず、本当に信頼できる、あなたのことを家族だと思って治療をしてくれる医師を探してください。
心の底から本当の医療を追求したいと考えている医師を探すことでしか、今の医療産業は変えられません。自分自身でしっかりと考えて、賢くなりましょう。
岡本裕『薬を飲む人ほど早死にする30の理由』日本文芸社