
東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
本日は、東洋医学が教える風邪の対処法についてお話しします。
東洋医学が教える健康法 解説動画
風邪薬は飲むな?
「たとえ風邪をひいたとしても、薬は飲まないほうがいい」――私はそうお伝えしています。
病院で処方される薬や市販薬といったものは、自然界にはない原材料、石油の副産物からつくられています。つまり、プラスチックのようなもので、「毒」といっても過言ではありません。
これが、風邪をひいたとしても薬は飲まないほうがよいという理由のひとつです。
風邪を治す薬は存在しない
2013年の社会保障審議会では、風邪薬を保険適応から外す旨の提案がありました。この提案の根本には、「風邪薬」というものは存在しないという事実があります。
実は、欧米では、ウイルス性の風邪に有効な薬はないというのが常識です。ホームドクターや町医者にかかり、風邪だと診断されると、「家に帰って寝てください」と言われてお終いです。
抗生物質について
ただ、細菌性の風邪の場合は、抗生物質が有効です。風邪に効く薬もあるのは、このためです。
ウイルスには無効な抗生物質も、細菌にはよく効くため、有効なものと無効なものに分かれるのです。
風邪の症状がある方の中で、ウイルスを原因とするのは、およそ9割。つまり、抗生物質が無効な風邪の割合も、およそ9割ということになります。残りの1割だけが黴菌、細菌を原因とする風邪です。
つまり、10回風邪をひいたうち、抗生物質が有効なのは1回だけなのです。
風邪の症状で抗生物質を処方されたら、医師に「私は細菌や黴菌に感染しているのでしょうか」と確かめてみてください。
私はこれまで数人の医師に尋ねてみましたが、そういった分別があって抗生物質を処方しているわけではないとのこと。最近は、風邪の症状に抗生物質を処方しない医師も増えてきたようです。
風邪の対処法
では、風邪をひいたらどのように対処すればよいのでしょう。私は、初期の風邪であれば、
- 鍼灸
- 漢方
- 食事
の3つがあれば1日で改善すると考えています。
「風邪は、外から入ってくるものですから、外に出せばよい」――そう考えると、まずはり灸で生命力を上げたうえで、食は抑え、
- おかゆ
- ネギ
- ショウガ
- 葛根湯
- くず
などをとって、お風呂で汗を出すことがお勧めです。
さらに水分補給をし、お布団でもうひと汗かくと、すぐに良くなるでしょう。
おわりに
いかがでしたか?
本日は、風邪の治し方についてお話させていただきました。
本記事で紹介した方法は、風邪薬を飲むよりよほど早く良くなりますので、ぜひお試しください。