不眠症でお悩みの方へ

不眠
  • 「ベッドに入ってから何時間たっても眠れない」
  • 「家で眠れない分、会社で居眠りしがち」
  • 「睡眠薬でもさほど効果がない」

といったお悩みを抱えておられる方が増えています。

今回は、不眠症のさまざまな症状でお悩みの方に向けて、質の高い睡眠をとれない理由や、質の高い睡眠をとるための方法について、東洋医学の考え方をまじえながら解説していきます。

眠りたいのに眠れないつらさ

人である限り、睡眠をとらずに生きることはできません。ずっと起きていようとしても、いつの間にか意識がなくなり、眠ってしまうというのが通常の状態です。しかし中には、どれほど眠りたくても眠れず、つらい日々を送っている人がいます。

しかし、中にはどんなに眠りたくても眠れず、苦しんでいる人もいます。もちろん、何らかのかたちで睡眠をとってはいるのですが、こうした睡眠は、良質なものとはいえません。

一般的に、睡眠は、1日の約3分の1の時間をしめるもの。この睡眠が良質なものでなければ、1日の残り3分の2も影響を受けざるをえません。体調が悪くなったり、重い気分で1日を過ごすことになってしまうのです。そんな毎日が続くとすれば、それは人生を無駄にしているようなものです。

スマホやパソコンの問題点とは

スマホ

最近は、スマホがなければ1日が始まらないという人が増えています。会社ではパソコンを使って仕事しますし、スマホやテレビにかなりの時間を費やすことが日常になっています。LEDディスプレイを見ずに1日を終えるという人は数少ないでしょう。

こうした、スマホやゲーム機、パソコン、液晶テレビの画面からは、ブルーライトと呼ばれる青色光が出ています。これは紫外線に次ぐエネルギーを発する強い光で、この光を長く見続けていると、目はかなり疲労します。

さらにそのエネルギーの強さから、ブルーライトを浴びることで脳が昼間だと勘違いし、メラトニンという睡眠ホルモンを分泌しなくなります。すると、夜が更けても体内時計は昼だと認識するようになり、眠りにくくなるのです

交感神経と副交感神経に与える影響

スマホを使っているとき、脳は覚醒した状態です。それが遊びであっても仕事であっても、脳はフル回転しています。このため、自律神経の中でも交感神経が活発に働いているのです。

交感神経には、身体を緊張させ、血管を収縮させる作用があります。これは、眠りに入る状態とは真逆の状態。眠りを誘うには、副交感神経を優位にして全身をリラックスさせ、血管を拡張させる必要があります。

しかし実は、副交感神経を優位にするには少々時間がかかります。そのため、就寝間近までブルーライトを浴びていると、ベッドに入ってもすぐに眠れない状態に陥るのです。

ベッドに入ってすぐに眠れるようにするためには、就寝の30分~1時間前、できれば2~3時間前にはスマホやパソコンの画面から目を離しておくというのが大切です。仕事などの関係で難しいという場合は、ブルーライト対策用のメガネや保護シールなどをご利用ください。

脳を使うのも不眠の原因

脳

では、LEDディスプレイを見なければ不眠にはならないのでしょうか。実は、そうとも限らないのです。

実は、脳には、覚醒作用を引き起こす働きがあります。眠りに入る直前に勉強したり難解な小説を読むなどして脳を興奮させると、入眠が妨げられるのです

自然に逆らわない生活を心がける

実際、人間の日々の営みに「電気」という存在が加わってから、100年ほどしかたっていません。それまでの何千年もの間、人間は夜、ろうそくの灯などのほのかな明かりの中で過ごしていました。これは、体内時計に合わせた自然な生活です。明るくなったら目覚め、暗くなったら眠るというリズムが人間のDNAには組み込まれているのです。

身体によってよいのは、できるだけ自然に逆らわない生活を送ること。できるだけ夜更かしせず、日が昇るとともに目覚める生活を心がけてください。

また、ゆったりした気持ちで入眠できるよう、のんびり入浴したり、ストレッチで全身をほぐすなどして、心身をリラックスさせることも大切です。

質のよい眠りのためには質のよい気が必要

これまで、現代人に不眠が多い原因を説明してきました。いくつかの原因を挙げましたが、自分はLEDディスプレイをさほど見ていないうえに、本を読んだり勉強したりといったことをしていないという方もおられるでしょう。思い当たる節がないのに眠りが浅いというのを、東洋医学では「気虚(ききょ)」といいます。これは、眠るエネルギーが足りない状態です。

「昼間にたっぷりエネルギーを使い果たすからこそ人は眠れる」とお考えの向きがあるかもしれませんが、そうではありません。人間の細胞は、常に働いています。DNAにさえ24時間のリズムがあると、カナダの研究グループが報告しているほどです。これは、睡眠中にもある程度のエネルギーが必要だということ。睡眠のためのエネルギーが残っていない状態では脳細胞が新陳代謝できず、自律神経が乱れて、眠りが浅くなってしまうのです

気が不足する2つの理由

東洋医学の説明

では、睡眠のための気が不足するのはなぜなのでしょうか。東洋医学では、気が不足する理由として次の2つを挙げています。

ひとつに「すべての気を日中に使い切り、気虚になってしまう」こと。もうひとつが「もともと気を作る力が弱い体質や状態にある」ことです。

虚弱体質の方や呼吸器系が弱い方は、気虚になりやすい傾向があるといえるでしょう。

深夜1時には眠っていること

熟睡

東洋医学では、深夜1時から3時までを「肝臓の時間」と捉えています。肝臓は、血液を浄化する器官です。睡眠中、血液のおよそ3分の2が肝臓に戻り、浄化されて、また体内に回ります。この働きが正常に行われると、浄化された血液が朝全身を満たすため、1日の活力を得ることができるのです。

西洋医学でも、入眠後30分から3時間のうちに成長ホルモンが大量分泌されると考えています。成長ホルモンには、細胞の新陳代謝を促し、血液の浄化を促進する働きがあります。以前は、夜10時から深夜2時ごろに分泌されると考えられていましたが、最近の研究で、時間にはさほど関係ないことがわかってきました。しかし、成長ホルモンの分泌を促し、体内時計を正常に働かせるためには、夜12時までに入眠するほうがよいそうです。

この西洋医学の研究成果は東洋医学の考え方ともに通っており、睡眠の大切さを伝えるものです。質のよい睡眠は、活力を得るためにも成長するためにも非常に重要です。少なくとも、深夜1時までには熟睡できるようにしましょう。

睡眠についての解説動画

不眠を解消するために

眠りたいのに眠れない日々は本当につらいものです。寝不足の状態が続くと、体調不良に陥るだけでなく、頭に霞がかかっているようにも感じられることでしょう。

不眠症を改善するためには、入眠30分から1時間前に脳を興奮させず、深夜1時から3時ごろには深い眠りを得て血液を浄化すること、気を充実させ気虚にならないことが大切です。しかし、これらを実践してもなかなか眠れないという方もおられるはず。特に、子どものころから虚弱体質の方や病気で体力が落ちてしまった方、気を充実させる生活を送りにくい方などは、なかなか眠りにつきにくいでしょう。

生活習慣を改善してもなかなか寝つけないという方は、ぜひ一度、東洋医学専門の鍼灸院に相談してみてください。当店も、東洋医学を専門にしています。不眠症の根本原因を探り当てるためにお客さまとのカウンセリングの時間を大切にし、お一人おひとりの生活や体質に即した鍼灸施術を行なっています。施術によって健康的な身体を取り戻せれば、ぐっすり眠り、活力がある1日を過ごすことができます。ぜひ一度、お試しください。

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